
こんにちは。
今は2025年5月17日23時42分。
この記事を書き終えることには5月18日になってるかもね。
いつもは技術系の記事を書いていますが、今日はちょっと自分の話をしたいと思います。
目次
自分の死を見つめて
いきなり重たい見出しキター。
って感じですね。
僕は30代に入ってから自分がいつか死ぬんだなということを現実的に考えるようになりました。
何を言うとんねんと言われそうですが僕は20代の時まで自分は死なないって思ってたんです。
若さゆえの謎の自信ってやつです。
でも、結婚して家族ができて、鏡を見たらちょっとしわも増えてきてってしてるうちに「あ、俺もいつかは死ぬのかも」って思うようになりました。
後悔しない選択
そうすると自分の中で沸々とこの思いが生まれてきました。
「死ぬ時に後悔しない生き方をしたい」
時間は言わずもがな有限です。
その中で僕らはいろんな選択をしていくことになる。
大きなことから小さなことまで。
そして特に仕事については後悔しない選択を今まで僕はしてきたつもりです。
僕の仕事選びには一つ大事にしていることがあって
「自分がやりたいこと」を仕事にしています。
新卒からは33歳までは音楽のお仕事をずっとしていました。
そして今はWEBに関するお仕事をしています。
これらは全て「自分がやりたい」と思って選んできたキャリアです。
そのおかげで、仕事なので大変なこともありますが基本的に「やりたいこと」なので自己学習も苦ではありませんし、むしろもっと知りたいし勉強したいと思えます。
100%自分が望んだ人生を歩みたい
とはいえ、人間というのは欲深い生き物です。
本当に自分が目指したい、自分が望む生き方、人生というのはまだ先にあると感じています。
今はそこに向けてコツコツ色んなことを試している最中ですが、
その最中にモヤモヤしたものが自分の中に生まれてきました。
「自分が100%望んでる人生って何?」
「自分らしさって何?」
「自分の幸せって何?」うんぬんかんぬんです。
人生における禅問答。
でもこの問いをしないと「後悔する」と思いました。
自分らしく生きる事を諦めたくないのです。
「なんとなく」じゃなく「明確な意思」と共に毎日を生きる
ありがたいことに平日は忙しく過ごしていて、
自分のことを省みる時間なんてほとんどありません。
朝「今日電車で読もう」と思った本も、帰りはくたくたで活字を読む気にならずスマホでネットサーフィンしてしまいます。
僕は怠惰な人間なので、放っておくとそうなってしまうんです。
だから厳しく言い聞かせないといけない。「明確な意思を持て」と。
ぶち当たる「オリジナリティの壁」
何かを変えたい。
そう思って「自分に何ができるんだろう」と思うと、人並みにWEBの仕事はできると思いますが、「何かに突出したものがないこと」に気づきました。
ディレクター、デザイナー、エンジニアとして、どれも60点以上は取れる気がするけど、200点な武器がない。
そこに気付いてからは正直迷子になりました。
商品が売れるためには当たり前ですが「他と違うところ」が必要です。
商品、価格、スピードetc…
WEB制作の領域において、AIにも代替されない、かつ競合が少ない領域というのは個人的に多くないと考えています。
今後生き残っていくのは突き抜けた価値や差別化している商品を提供できている者、会社だと思います。
そんな現状や将来が僕の頭に繰り返し繰り返しリピートされました。
自分が本当にやりたいことは自分のバックグラウンドにある
そして改めて考えました。
自分の未来について。
何をやりたいのか。どう生きたいのか。
そして一つ決めたことがあります。
「叶えたいキャリアを後押し、サポートするお仕事がしたい」。
特にWEB特化においてです。WEBデザイナー、エンジニア、ディレクターになりたい人の支援がしたいなと考えています。
なんでこの答えに行き着いたかというと
「自分が何で社会に貢献したいか」と本気で向き合って出てきた答えだからです。
僕は今でWEB業界に入って5年目とそこまで長いキャリアを持っているわけではありません。
そしてWEBに関することは独学で学びました。
独学で学ぶことは楽しく、ほとんど挫折することなくポートフォリオも作成しました。
未経験からの転職のハードル
ポートフォリオを作成してから数ヶ月で最初の会社に転職することができました。
しかし待っていたのは「未経験から転職のハードル」と「コロナの影響」でした。
2020年に転職をしましたが、ちょうどコロナの真っ只中。
面接していただいた社長や上司の方とも1回も会わず完全オンラインでお仕事が始まるというスタートでした。
しかしすぐに壁にぶつかります。
「コミュニケーションの難しさ」と「自分の価値が出せないもどかしさ」です。
完全オンラインであった当時、「これを聞いていいのかな」「今話しかけていいのかな」ということもわからず、悶々とすることが多かった日々。
そして自分が価値を出せていないもどかしさも去来します。
結局自分の良さを出せないまま、3ヶ月でその会社はクビになりました。
当時家も買って(35年ローン)、妻と長男、そしてもうすぐ次男も生まれてくる中でのタイミングでした。
そのため仕事がなくなった時はめちゃくちゃ焦りましたね。
そこから僕は150社以上に書類を送り、ほとんどの会社から不採用通知を頂く中、唯一内定をいただいた1社に入社することができたのです(本当に感謝しました)
WEBに関係ない仕事をする日々と薄給
しかし「選ぶ権利がなかった自分」が入れた会社は条件としては、今考えても良いものとは言えませんでした。
大卒の初任給くらいの給料で、月の半分くらいはWEBとは関係ない力仕事をしていました。
この時、妻には随分お金のことで苦労をかけたなと思います。
しかし僕には選ぶ権利はなかったのです。
「このままではいけない」という気持ちは常に持ちながら、現実を受け入れ自分のスキルを虎視眈々と磨いていました。
そして2年が経つ頃、再度転職し、現在に至ります。
そんなバックグラウンドがあり、WEB業界に移ってからというものの順風満帆だったわけではなく寧ろ大変なことの方が多かったです。
でもそんな経験をしたからこそ、世の中に還せるものもあるんじゃないかと思いました。
自分の経験は誰も持っていない「オリジナル」です。
そんな思いで、キャリアに悩む人の役に立ちたいという考えに行き着きました。
あとは行動あるのみ
ずっと方向性に悩んでいました。
どういう方向性でいくのか。何を持って自分は価値提供をしていくのか。
でも改めて腰を据えて自問自答することでだいぶ解像度が上がったように思います。
どういう形でサービスをしていくかはまだ決まっていません。
でもあとは行動して形にしていくのみ。
明日も後悔のない1日を。